お稽古日記 2月18日。


「神がかり」を受け入れる勇気



私たちは、どれほど準備をしても

本番で100%練習通りにできることは

なかなかありません。


しかし、不意に起きたイレギュラー(予定外のこと)こそが、

実はその場に集まった全員にとって

「今、必要なもの」であることがあります。



どれだけ準備をして臨んでも

不意のイレギュラーはやってきます。

その時に、動揺して、不安になるのではなく、

「これが今の最善」と腹を据えて

茶を淹れ続ける。


その堂々とした振る舞いこそが

場の空気を濁らせず

静謐な空間を維持し、いっぱいのお茶に

神が宿るのです。


「これが今の最善」だと

信じ、ゆだねる事

その確固たる信念は

日々の積み重ねによって、より強くなるものなので

日々のお茶の時間を、大事にしてくださいね。








水の音に聴く「地球の記憶」



お稽古中、静寂の中に響く「お湯を注ぐ音」。

それは単なる物理的な音ではなく、

地球における「水循環」という巨大な循環系の記憶そのものです。



地球にある水は、何十億年も前から形を変え、

空に上がり、雨となり、世界中の川を流れ、

今ここに届いています。



お茶を淹れるということは、

その宇宙が誕生したときからの元素の塊であり、

地球の全情報を記憶した「水」を、

茶葉という「大地の結晶」に注ぎ込む儀式です。



注ぐお湯を、ある時は「滝」のように、

ある時は「清流」や「雨」のようにイメージする。

そうやって自然と一体になって淹れるとき、

お茶は単なる飲み物を超え、

宇宙と繋がるためのメッセージへと変わります。








「兆し」を感じて淹れる



「今日は曇っているな」

「観葉植物に新芽が出てきたな」



そんな些細な自然の変化に意識を向けることも、

茶を楽しむために必要な感性です。



自然界に現れる「兆し」を感じ取り、

それを茶杯の中に写す。



自分を自然の一部として捉え、

手順を超えた先にある「お茶の声」に耳を傾けるとき、

その一杯は飲む人にとっての「新しい兆し」や「癒し」となります。




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このイベントが、誰かの「兆し」となれるよう

真摯に務めさせていただきます

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